報告

【報告】野尻湖の水位が低下

現在、野尻湖の水位がかなり低下しています。通常は湖水の中の桟橋の脚が全部見えている状態です。

水位が低下している野尻湖

水位が低下している野尻湖

これは新潟県上越地方に雨が降らないことがその原因の一つです。野尻湖の水は江戸時代から高田平野の水田に利用されてきました。そのような古い歴史があり、今でも6月~9月の間は優先的に新潟県の水田の水として利用されています。今年は猛暑と雨が降らない影響で、新潟県は水不足となっていますので、野尻湖の水がたくさん使われているようです。

このような状況が昨日、NHK長野放送局のニュースで紹介されましたので、興味のある方はご覧ください。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230828/1010027972.html

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【報告】2月14日 イグルーづくりのワークショップをおこないました

氷河時代の“野尻湖人”が冬にどのように暮らしていたのか。もしかしたら、雪の家をつくっていたのかもしれない。とういうことで、イヌイットが雪でつくる家「イグルー」をつくるワークショップを2月14日(日)の午後におこないました。
コロナ禍ではありますが、屋外のイベントであり、感染症対策をしっかりとおこなって実施することにしました。このような時期ですので広く宣伝はおこなわず、町内在住者限定で参加者を募っての実施としました。参加者はスタッフと合わせて35名でした。

本来のイグルーづくりは天然の雪を四角く切り出して積んでいきますが、氷のように固くしまった雪がありませんので、四角いコンテナ箱に雪を詰め、足でしっかりと踏み固め、できた四角い雪のブロックを積んでいきました。

2班に分かれ、それぞれイグルーを1つずつ、1時間半ほどでつくることができました。
ブロックが上に積みあがってくると子どもたちがやれることが少なくなってきます。そうなったところで、子たちには雪のブロックを使った迷路づくりに挑戦してもらいました。

雪がたくさんあるからこそできる体験。子どもたちはイグルーに入ったり出たり、迷路の中をぐるぐると走り回ったり、楽しそうに遊んでいました。

雪のブロックを並べるところからスタート

雪のブロックを並べるところからスタート

ノコギリで切って断面をくっつけます

ノコギリで切って断面をくっつけます

子どもたちは迷路づくりにおおいそがし

子どもたちは迷路づくりにおおいそがし

2基のイグルーができました

2基のイグルーができました

楽しそうに遊ぶ子どもたち

楽しそうに遊ぶ子どもたち

完成品はこんな感じ

完成品はこんな感じ

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【報告】展示室に換気扇を設置しました

新型コロナウイルス感染症防止対策として、2階の常設展示室に換気扇を設置しました。

換気扇2台を設置しました

換気扇2台を設置しました

もともと展示室は外気や日光を入れないような構造になっていますが、新型コロナウイルス感染症防止のためには密閉状態は好ましくなく、換気が非常に大切で、有効であるということから、6月30日の休館日に工事をおこない、急遽、換気扇を設置しました。
常時運転していますので、常に換気ができている状況です。換気という点につきましては安心していただきたいと思います。

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【報告】ナウマンゾウ牙の雪囲いを撤去

博物館は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、現在、臨時休館中です。ご理解、ご協力をお願いいたします。
さて、本日、国道18号線「野尻湖」信号の交差点にある、実物大ナウマンゾウの親子像の雪囲いを撤去しました。牙(キバ)が雪の影響で壊れないように、昨年の12月に設置しましたが、春になりましたのでとりはずしました。
残雪の黒姫山をバックに写真を撮ると、「氷河時代に生きていたナウマンゾウ」というイメージにピッタリの写真になると思います。
博物館はご覧いただけませんが、お近くにお越しの際は、このナウマンゾウの親子像をぜひご覧ください。

雪囲いを撤去しました

雪囲いを撤去しました

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【報告】イグルーをつくりました

野尻湖周辺活性化事業実行委員会主催で「イグルー」をつくるイベントをおこないましたので、その様子を紹介します。
実行委員会では氷河時代の衣食住をテーマにした体験プログラムの開発を考えていて、今回は「住」をテーマに、北極地方に住むイヌイットの人々がつくる雪の家「イグルー」づくりに挑戦しました。

完成したイグルー

完成したイグルー

16日(日)午後1時から博物館北側の駐車場で、参加者24名、実行委員などのスタッフ11名でおこないました。

今年は記録的な暖冬で、この時期はいつもなら積雪が1メートルくらいはあるのですが、今年は15センチ程度。しかも天気は雨。幸い小雨でしたので、テントを張って、テントの下でつくることにしました。

雨のため、テントの中でやりました

雨のため、テントの中でやりました

このコンテナに雪を詰めて雪のブロックをつくりました

このコンテナに雪を詰めて雪のブロックをつくりました

講師は新潟県妙高市の坪井洋人さんです。最初に本を使ってイグルーについて説明をしていただいてから、イグルーづくりにとりかかりました。まず、ひもを使って直径2メートルの円形をえがき、そこへコンテナに雪を詰めてつくった長方形をブロックを「そり」にのせて運んで、円に沿って並べていきました。積んだ雪のブロックの上面をのこぎりで切って、最初のブロックは低く、隣りのブロックは少し高くと、徐々に高くなっていくように螺旋状(らせんじょう)にしていきます。

つくりはじめたところです

つくりはじめたところです

そこへ2段、3段と雪のブロックを螺旋に積んでいきますが、ブロックの上面は2段目、3段目と高くなるにつれて内向きになるようにのこぎりで斜めに切っていきますので、上の方が狭くなってきてドーム形になり、天井に雪のブロックをのせて、のこぎりで切ってうまくはまると天井がふさがり、ドームの完成になります。最後に中から下の方をこぎりでアーチ形に切りぬいて、出入口をつくるとできあがりです。

完成に近づいてきました

完成に近づいてきました

イグルーは2つできあがりましたので、2つをトンネルでつなぎました。

子どもたちは雪のブロックを運んだり、積んだブロックの間のすきまを雪で埋めたり、トンネルづくりをしたりと大活躍。力をあわせて、楽しくイグルーづくりができました。そして完成したイグルーに入ったり出たり。楽しく遊びました。

完成したイグルーで楽しく遊びました

完成したイグルーで楽しく遊びました

氷河時代の人々がこのような家に住んでいたかどうかはわかりませんが、雪を使ってこのような家ができることを感じてもらう良い機会になったと思います。

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【報告】シカ革でポシェットをつくりました

10月19日(土)に、親子を対象としたシカ革のポシェットづくりのワークショップをおこない、8組の方にご参加いただきました。
講師に古製法革工房ガレロンクラフトの杉澤さんをお迎えし、お話と、ポシェットづくりの指導をしていただきました。

杉澤さんからシカ革の服づくりについてのお話を聞きました

杉澤さんからシカ革の服づくりについてのお話を聞きました

最初に、博物館1階に展示している革の服をどのようにして作ったのか、お話をしていただきました。きれいになめしてあるアカシカの革を、木の葉や枝、泥炭、クルミの実などを使って革に自然な色をしみ込ませるのに大変苦労したこと、石器を使って革を切る際に、いろいろな場面で石器を使い分けたことなど、実際にやった人でなければ分からない貴重なお話をしていただきました。

石器でシカ革を切ってみる

石器でシカ革を切ってみる

その後、石器を使ってシカ革を切ってみました。革の表面に傷はつきますが、なかなかきれいに切るのは難しいことがわかりました。

シカ革のポシェット製作中

シカ革のポシェット製作中

最後に、ポシェットづくりに挑戦しました。材料の革には杉澤さんに穴をあけておいていただいてありましたので、その穴にひもを通していき、ショルダーベルトやシカ角の留め具を付けて完成させました。

できあがったポシェット

できあがったポシェット

氷河時代の人々が実際どのような服を着ていたのかははっきりとしませんが、きっとシカの革を使っていたと思いますし、それをどのように使っていたのか、考える良い機会になったと思います。

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ツバメが巣をつくっています

当館は昨年の3月20日にリニューアルオープンし、リニューアルから1年と少しが経過したところです。
リニューアル前は1階に車庫があり、その車庫に毎年2つくらい、ツバメが巣をつくっていました。しかし、リニューアル工事によって車庫の部分が体験ミュージアムの展示室になってしまい、巣をつくるところがなくなったため、昨年はツバメが巣をつくりませんでした。

博物館入口付近の柱(写真の右上)に巣をつくっています

博物館入口付近の柱(写真の右上)に巣をつくっています

ところが今年、おとといから、博物館の入口付近にツバメが巣をつくりはじめ、今日の午前中にはだいぶできあがっていました。2羽のツバメが行ったり来たりで、さかんに泥を運んできます。
これから卵を産み、ヒナがかえることと思いますが、静かに見守っていきたいと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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秋元環境副大臣が来館されました

野尻湖は妙高戸隠連山国立公園に指定されている美しい湖です。
本日、秋元環境副大臣がこの地域を訪れ、野尻湖を見学された後、当館に来館されました。

ナウマンゾウの前で近藤館長の説明を聞く秋元副大臣

ナウマンゾウ復元像の前で近藤館長の説明を聞く秋元副大臣

当館の近藤館長の案内で、館内をじっくりと見学していただきました。

ナウマンゾウの臼歯化石を見学

ナウマンゾウの臼歯化石を見学中

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【報告】ナウマンゾウの雪囲いを撤去しました 写真撮影にいかがですか

国道18号線「野尻湖」信号の交差点に、実物大に復元されたナウマンゾウの親子像があります。キバが雪の重みで壊れるのを防ぐため、雪囲いとして支柱を設置していましたが、雪がなくなりましたので、これを撤去しました。

雪囲いをはずしました

雪囲いをはずしました

この時期は雪の黒姫山をバックに写真を撮ることができますので、氷河時代にいたナウマンゾウのイメージにぴったりの写真になります。ぜひ、ここで写真を撮ってみてください。

黒姫山をバックにナウマンゾウの写真を撮ってみてください

黒姫山をバックにナウマンゾウの写真を撮ってみてください

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コケ庭作り、はじめました!【信濃町コケの会】

3月9日(土)コケを貼りました!

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春の大雪明けのコケ庭作りです。
一茶の句碑の周りにコケを貼りました。
まるでコケのパッチワーク。
楽しかったです。
雪がとけたら、コケ庭を広げます。
一緒にコケ庭作りをしましょう。

****コケ庭を作ろう!その2****
野尻湖ナウマンゾウ博物館前の一茶の句碑周辺を苔スポットにします。
どなたでもご参加いただけます。

期日・・4月13日(土)10:00~12:00
集合・・野尻湖ナウマンゾウ博物館2階 多目的室
  ※入館の際は、博物館の受付で「コケ庭作りに参加します」とお伝えください。
持ち物・・長靴、軍手、帽子、汚れても良い作業しやすい服装でいらしてください。
参加料・・無料
予約・・メールで信濃町コケの会 鹿住までご連絡ください。

<お問合せ>
信濃町コケの会 鹿住(かずみ)
cdakkorin@gmail.com

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