【報告】シカ革でポシェットをつくりました

10月19日(土)に、親子を対象としたシカ革のポシェットづくりのワークショップをおこない、8組の方にご参加いただきました。
講師に古製法革工房ガレロンクラフトの杉澤さんをお迎えし、お話と、ポシェットづくりの指導をしていただきました。

杉澤さんからシカ革の服づくりについてのお話を聞きました

杉澤さんからシカ革の服づくりについてのお話を聞きました

最初に、博物館1階に展示している革の服をどのようにして作ったのか、お話をしていただきました。きれいになめしてあるアカシカの革を、木の葉や枝、泥炭、クルミの実などを使って革に自然な色をしみ込ませるのに大変苦労したこと、石器を使って革を切る際に、いろいろな場面で石器を使い分けたことなど、実際にやった人でなければ分からない貴重なお話をしていただきました。

石器でシカ革を切ってみる

石器でシカ革を切ってみる

その後、石器を使ってシカ革を切ってみました。革の表面に傷はつきますが、なかなかきれいに切るのは難しいことがわかりました。

シカ革のポシェット製作中

シカ革のポシェット製作中

最後に、ポシェットづくりに挑戦しました。材料の革には杉澤さんに穴をあけておいていただいてありましたので、その穴にひもを通していき、ショルダーベルトやシカ角の留め具を付けて完成させました。

できあがったポシェット

できあがったポシェット

氷河時代の人々が実際どのような服を着ていたのかははっきりとしませんが、きっとシカの革を使っていたと思いますし、それをどのように使っていたのか、考える良い機会になったと思います。

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