野尻湖ナウマンゾウ博物館は改修工事のため臨時休館中です。ご迷惑をおかけしております。
野尻湖と妙高山【2017.11.12】
昨日は1日中雨が降っていましたが、標高の高いところでは雪が降っていたのでしょう。今朝、野尻湖からは雪化粧した妙高山がきれいに見えました。標高900mあたりから上が雪になったようです。
わかさぎ釣りの屋形船
さて、冬の野尻湖といえば「わかさぎ釣り」です。11月1日から解禁となりました。野尻湖のわかさぎ釣りは屋形船で釣るスタイル。今朝もたくさんの船が湖に出ていました。興味のある方は野尻湖漁業協同組合のホームページなどをご覧になってください。
AED(自動体外式除細動器)を設置しましたので、昨日、講習会を開いていただいて、使い方を教えてもらいました。器械を設置しただけでは十分ではなくて、電気ショック後の心臓マッサージ(胸骨圧迫)の重要性を知り、お客様に安心して見学していただけるように、万が一に備えて日ごろから訓練しておくことが大切だと感じました。
講習会のようす
国道18号線の「野尻湖」信号の交差点のところに実物大のナウマンゾウの親子像があります。過去に雪の重さで壊れてしまった苦い経験があり、それからは秋に雪囲いをして、ブルーシートで覆うようにしています。
周辺の雪がようやく消えましたので、ブルーシートをはずし、ご覧いただけるようになりました。
野尻湖の発掘で見つかった化石をもとに、実物大で復元された親のナウマンゾウは2.8mの高さがあります。雪の残る黒姫山や妙高山をバックに、この迫力あるナウマンゾウの姿をぜひご覧ください。
全国の書店員の方がもっとも売りたい本を選ぶ「2015年本屋大賞」の発表が7日におこなわれ、上橋菜穂子さんの「鹿の王」が大賞に選ばれました。
おめでとうございます。
上橋さんは野尻湖の近くに祖母の家があったことから子どものころによく野尻湖に遊びに来ていたそうで、そんな縁から、昨年の9月28日に野尻湖ナウマンゾウ博物館開館30周年記念事業で、「野尻湖の夢、私の夢-遥かな人々に思いを馳せて-」という演題で講演をしていただきました。
博物館のロビーにはそのときに書いていただいた上橋さんのサインが飾られています。
今日(3月27日)から30日まで、2015春の野尻湖地質調査がおこなわれています。1974年に発掘した場所をもう一度掘り返し、地層を観察するというもので、来年3月に第21次発掘が予定されていますので、その予備調査として実施しているものです。
博物館から歩いて5分の野尻湖底が調査場所です。見学はできますが、足元が良くありませんので、ご承知の上、お越しください。調査は29日までで、30日は埋め戻しと後片付けになります。なお、調査は午後4時30分までです。調査時間以外は危険ですので、調査場所には入ることはできません。
本日(3月26日)の信濃毎日新聞朝刊の1面に、53年前の野尻湖発掘の写真が掲載されました。信濃毎日新聞朝刊では「刻(とき)」というコーナーで、戦後70年間の新聞紙上に掲載された写真を毎日掲載していますが、本日の朝刊で、1962(昭和37)年3月26日の野尻湖ではじめてナウマンゾウの発掘がおこなわれているようすを伝える写真が掲載されました。
野尻湖発掘はこの1962年から始まって現在も続いています。現在は2年に1度のサイクルでおこなわれていて、次回は来年(2016年)3月に21回目の発掘が予定されています。