企画展・特別展

企画展「割れた骨」

2016年におこなわれた第21次野尻湖発掘で、ヤベオオツノジカの腕の骨片がばらばらに見つかりました。割れている面はとても新鮮で、1つだった骨がなんらかの原因で割れたのではないか、と考えられました。その後、野尻湖哺乳類グループで化石の砂を丁寧に取り、薬品で強化してから、詳しく調べると、散らばっていた3つの骨片が接合することがわかりました。収蔵庫に保管していた化石を詳しく調べると、1973年の第5次発掘で見つかったヤベオオツノジカの化石と1975年の第6次発掘で発見された化石とも接合することがわかりました。驚くことに割れている面はどれも新鮮です。これらの化石は30mも離れたところからみつかっているのに、あまり磨耗していないのです。これはどのように考えたらいいのでしょうか。今回の特別展では、いろいろな割れた骨を紹介し、なぜ割れたのか、どのように割れたのかを考えてみたいと思います。

日時 2018年3月20日(火)~7月1日(日)
場所 博物館3階特別展示室

第33回特別展 ヤベオオツノジカとヘラジカ

野尻湖発掘で見つかる動物といえば、もちろんナウマンゾウですが、実はシカのなかまの化石もたくさん見つかっています。 第 21 次野尻湖発掘では割れたヤベオオツノジカの上腕骨の化石が見つかるなど最近でも重要な発見が続いています。2008 年 には今は北極圏にしか生息していないヘラジカの化石が見つかり、氷河時代の野尻湖の動物たちに加わりました。絶滅した巨大 ジカ「ヤベオオツノジカ」と北からやって来た「ヘラジカ」。この2種類のシカの骨をくらべながら、その正体にせまります。

期 間  平成 30 年7月 14 日(土)~ 11 月 30 日(金)
会 場  博物館3階特別展示室
展示内容 岐阜県熊石洞産ヤベオオツノジカ、ヘラジカ化石、群馬県上黒岩産ヤベオオツノジカ化石ほか

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特別展関連講座会「オオツノジカとヘラジカ」

講師:樽野博幸さん(元大阪市立自然史博物館学芸員)
日時:2018年9月22日(土)13:30~15:30
場所:野尻湖ナウマンゾウ博物館2階多目的室