信濃町星空研究会では、12月13日と14日にウィルタネン彗星の観望会を計画しましたが、残念ながら天候が悪く見ることができませんでした。天候の回復により、15日から16日にかけて、メンバーの小林さんが彗星を撮影しましたので紹介します。
ウィルタネン彗星は1948年にカール・ウィルタネンが発見した彗星で、5.4年の周期で太陽の周りを回っている周期彗星です。今回は地球に大接近し、日本で観望するには大変条件がよい彗星ということで注目されています。尾がないのでわかりにくいかもしれませんが、プレアデス星団の近くで青くボーっとみえますので、天気がよい夜に見てはいかがでしょうか。ちなみにウィルタネンさんが彗星を見つけた年に野尻湖でナウマンゾウが発見されました。
『ウィルタネン彗星』
『南中時の全景』
右上のプレアデスの下に緑のウィルタネン彗星が確認できます。
左側は長野市の明かりです。
日時:12月16日 1時2分 ISO1000 24mm F4 露出1分
撮影:小林