12月9日(日)の午後1時30分から、博物館2階多目的室で、地域と協働する博物館講演会をおこない、28名の方にご参加いただきました。
この講演会は野尻湖周辺活性化事業実行委員会が主催で、氷河時代案内養成講座の一環でおこなわれたものです。
講師に市立大町山岳博物館学芸員の千葉悟志さんをお迎えし、「親しまれる博物館をめざして」という演題で講演していただきました。
当館は今後、地域の方にこれまで以上に博物館の活動にかかわってもらいたいと考えていて、そうした活動の先進地として大町山岳博物館の取り組みを教えていただくため、千葉さんに講師をお願いしました。
千葉さんには市民参加型の企画展づくりをおこなった事例や、それをきっかけとして、調査研究活動などにも市民の方に加わってもらい、さらに収蔵資料の整理などもいっしょにおこなっていること、また、学校や生涯学習の場への出張講座など、人を育てるということも大切にされていることなどを紹介していただき、私たちが目指している博物館の姿を見せていただいたように感じました。
講演会終了後、氷河時代案内人養成講座修了証書授与式をおこないました。過去3回の講座と今回の講演会の計4回すべてを受講した方へ修了書を授与するということで、今回、21名の方へ、実行委員会会長で当館の近藤館長から修了証書が手渡されました。
修了されたみなさまには、来春から「氷河時代案内人」として、当館の活動にいろいろな形で協力していただけるものと期待しています。