【報告】氷河時代案内人養成講座(第3回)

11月27日(火)の午後7時から、博物館2階多目的室で第3回の講座をおこないました。

第3回氷河時代案内人養成講座のようす

第3回氷河時代案内人養成講座のようす

今回は当館学芸員の渡辺が講師となり、「遺跡と人類」の題でお話しいたしました。野尻湖はナウマンゾウの化石といっしょに石器や骨器が出土するたいへん条件に恵まれた遺跡であること、しかし、ミトコンドリアDNA分析による日本列島への現生人類の到達時期はおよそ4万年前で、それ以前の日本列島には人類がいなかったとする考えもあり、前期旧石器時代に属する野尻湖の立が鼻遺跡は評価が定まっていないのが現状だということ、野尻湖周辺は国内でも有数の後期旧石器時代の遺跡が密集する地域で、石斧がたくさん製作された地域であることなどを紹介しました。

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